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- 夜会話-リーハ・マーディン -


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夜会話 リーハ・マーディン




第6話

   リーハ:(この庭も久しぶり……
         バンナの実の匂いもして、何だか
         落ち着くわ)
        (あれ? 2本もバンナも樹って
         あったかな?
         なかった気がするけど……)
【マーディン出現】
マーディン:リーハ、どうしたのだ?
   リーハ:マーディンさん、今、ちょっと
        バンナの樹を見てたの
        確か、昔は1本だけしかなかった
        ような気がするんだけど……
マーディン:……それは、お前が種を埋めた
        ところに生えた樹だ
   リーハ:えっ?
マーディン:ここにいる間、お前はよく
        食べた後の種を埋めていた
        大きな樹が生えたのは
        そのくらいだったが……
   リーハ:私って、子供の頃から似たような
        ことをやってたのね
マーディン:そうか、変わっていないのだな
   リーハ:そんなことないわ。今はバンナの
        実でケーキだって焼けるし、他にも
        いろんなことができるのよ
        明日の朝には、バンナの実をいれた
        パンを焼いておべんとうにするわ
        楽しみにしててね
マーディン:バラドさんも、今のおまえを
        見たら、きっと喜ぶだろう
        どんなことがあっても笑顔で
        生きているのが、最高の親孝行だ
   リーハ:マーディンさん……
マーディン:できれば危ない目に遭わせたくは
        なかったが……
        今からでも私に任せてマアバドゥに
        帰る気はないか?
   リーハ:帰りません。みんなを見捨てて
        楽に生きる娘じゃ、お父さんに
        顔向けできないし
マーディン:……そうか。そうだな
   リーハ:じゃ、私はそろそろ寝るね
        バンナの樹2号が育ってるのも
        見られたし、早く寝なきゃ
マーディン:ああ、おやすみ
   リーハ:おやすみなさ−い



その笑顔を、守っていかなければな……



第8話

   リーハ:(今日はいろんなことがあって
         すっかり疲れちゃった……)
        (お父さんはああいう施設で働いて
         いたのかな)
        (私には合わないところみたいだし
         ちょっと複雑だわ)
【マーディン現る】
マーディン:……リーハ
   リーハ:マーディンさん、ちょうどよかった
        ひとつ聴いていい?
マーディン:どうした?
   リーハ:私のお父さんが勤めていた施設も
        カタイレインみたいなところ
        だったのかな?
マーディン:いや、建設目的の異なる施設だから
        あまり似てはいないと思うが
   リーハ:そっか……
        でも今日見たのは壊された後の
        カタイレインだし
        マーディンさんが知ってるのと
        雰囲気は違っているかも……
【リーハが「…」と考え込む】
マーディン:リーハ?
   リーハ:あ、その……私の力が暴走して
        アルドを召喚した後って
        あんな感じだったのかなって……
マーディン:リーハ!
   リーハ:は、はい……
マーディン:あの力の暴走は事故だ
        お前が責任を感じることは
        何もない
   リーハ:でも……
マーディン:もし、あの事故の責任を問われる者が
        いるとしたら、それは……
        おまえの能力を利用しようと考え
        施設に招き入れた者だ
        リーハ
        お前は何も悪くない
   リーハ:ありがとう
        マーディンさん……
マーディン:自分を責めるな、リーハ
        お前も、バラドさんを奪われた
        被害者なのだ……
   リーハ:被害者……
        破壊されたカタイレインでも
        ケガをした人が沢山いるのかな……
        ケガをしたどころじゃなくて
        亡くなった人だっているのかも
        しれない……
        私みたいに悲しんだ家族もいっぱい
        いるだろうし、本人はもっと辛い……
        こんなこと、あってはいけないわ
マーディン:……ああ、そうだな
        ただ、これだけは言っておく
        他の人間を助けるために、自分の
        命を危険にさらさないでほしい
        おまえたちが死んでしまったら
        バラドさんに顔向けできない
   リーハ:マーディンさん……ありがとう
        でも、それと同じことを言ったら
        父さんは怒ると思うの
        人が苦しむのを見捨てる娘になった
        なんて、それが平気だなんて
        とても言えないわ……
マーディン:……おまえも、本当にバラドさん
        譲りの性格だな
   リーハ:えっ?
マーディン:あの人もそうやって、おまえを助け
        仲間を助け……そして自分が助かる
        には手遅れで……死んでいった
   リーハ:……あ
マーディン:なら、せめておまえが傷つかない
        ように、見守っていることにしよう
   リーハ:マーディンさん……
マーディン:早く寝ておきなさい。明日からも
        過酷な日々は続く
リーハ:はい、おやすみなさい……



おまえを、見守っているからな



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