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- 夜会話-リーハ・ナスル -


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夜会話 リーハ・ナスル





第2話

リーハ:(風が吹いてくる……
      風に乗ってバンナの実の匂いがする)
     確か、この近くに昔、バンナの種を
     埋めたはず……あっ
【ナスルがバンナの実を食べている】
ナスル:お、バンナの実のあるところ
     リーハありだな
リーハ:もう、何それ。ひどいなぁ
ナスル:はははっ、おまえにもよく熟れた
     やつを取ってやるから待ってろ
【ナスルがジャンプしてバンナの実を取る】
ナスル:ほらよ、食え
リーハ:ありがとう
【リーハがバンナの実を食べる】
リーハ:この樹、私とアルドが
     島をもらってマアバドゥを出る前に
     植えたのよ
ナスル:そうだったのか。全然知らなかった
リーハ:あの時は、マアバドゥがこんな風に
     なるなんて思いもしなかった……
     些細な争いはあっても、とても
     平和で……みんな幸せだった
ナスル:ああ、そうだな
     おまえたちがいた頃には、召喚使の
     やつらも来なかったからな
     せいぜい嵐で屋根が吹っ飛んだ
     とか、海が時化で魚を捕れないとか、
     それぐらいのことだった
リーハ:召喚使が来てたときは、今より
     もっと大変だったの?
ナスル:ぶん殴りたくなるほど不愉快な
     召喚使の相手は大変だったが
     今の状況だって楽なもんじゃねえし
     うーん……なんとも言えねえな
リーハ:同じくらい大変だったのね
ナスル:いや、較べられねえよ
     それぞれ違う形でむかつく状態
     だったからな
リーハ:平和に……なるといいね
ナスル:大丈夫だって
     ちゃんと平和にしてみせるから
     大船に乗ったつもりでいろよ
リーハ:ありがとう、ナスル
ナスル:成人の儀ができなかったのは
     残念だけどよ、何とか解決したら
     ぱーっとやろうぜ
リーハ:うん
ナスル:ほら、そろそろ眠っとけよ
     俺は遅番のやつが来るまで
     見張りに立ってるからな
リーハ:解った。気をつけてね
ナスル:おう、じゃあな



ちゃんと平和にしてみせるから、安心して眠りな



第4話

リーハ:(うーんと……
     こんなもんかしらね……
    (神域なんてめったに来られない場所
     だし、ちゃんと見ておかないと……?)
【ナスルが来る】
ナスル:お、リーハじゃねえか
     眠れねえのか?
リーハ:んー、そこまでじゃないんだけど
     ちょっと神域を見ておきたくて
     そういえば精霊王の御座所も
     もう少し見ておけばよかったなあ
ナスル:ははっ、ジイサマには言うなよ
     日が暮れるまで説教されるぜ
     精霊王への敬虔な気持ちが
     足りねえってな
リーハ:そうね、よくお説教されてたわね
     朝ナスルの家の前を通って、昼に
     戻ってきたときに、まだ叱られてたわ
ナスル:うげっ、そういうかっこ悪い
     ところは憶えてるんだなあ
リーハ:あはははっ
ナスル:まぁ、そいつはともかく、早いとこ
     寝ちまいな。明日も強行軍だ
リーハ:そうね。そうするわ
ナスル:俺も戻るから、行こうぜ



お前もちゃんと、休んどけよ



第6話

リーハ:(私とアルドがマアバドゥに
      行くまで、ここにいたのよね)
     (そんなに長くはなかったけど、
      楽しく遊んだ気がする……)
     (ここの庭に生えたバンナの実が
      おいしかったのよね……)
     今もちゃんと生えてるかな?
【ナスル参上】
ナスル:おっ、こんな時間にどうしたんだ?
リーハ:何となくなつかしくなって
     庭を見てたのよ
ナスル:ああ。リーハたちは少しの間
     ここにいたんだよな
リーハ:うん、マーディンさんは私たちの
     居場所を確保するために、あちこち
     出かけてて……
     ここで、アルドと2人で
     遊んだり、お父さんのことを
     考えたりしてた
ナスル:あ……おまえのオヤジさんも
     亡くなっちまったんだよな……
リーハ:……私の力が暴走したせいで
     死んじゃったのよね
     あの頃は、それが自分のせいだって
     気付かなかったけど、私のせいだわ
ナスル:違う!!
     それはおまえの思い違いだっ
リーハ:え……?
ナスル:どう考えたって、悪いのは例の
     胸くそ悪い計画だろっ
     おまえもアルドもオヤジさんも
     全員、被害者だ
     自分のことは、恨んでやるなよ
     周りにいるやつは、見てられねえよ
リーハ:あ……
ナスル:つうか、さっさと寝ちまえって!
     今すべきは休むこと、なんだろ
リーハ:そうね。もう寝ないとね
     おやすみなさい、ナスル
ナスル:ああ、また明日な



おまえは悪くなんかねえからな



第8話

リーハ:(ああ、何だか疲れたわ。陰の気に
      満ちたところでは力が奪われるって
      こういうことなのね)
【リーハが倒れ込みそうになるのを、ナスルがどこからともなく現れて支える】
ナスル:おいっ
リーハ:あっ……ナスル
【ナスルがリーハを放す】
ナスル:何をこんなところでぶっ倒れようと
     してんだよ。さっさと寝ろ
リーハ:そうは思うんだけど、何だかあの
     施設のことを考えると、気持ち悪く
     なっちゃって……
ナスル:気持ち悪くて眠れねえんだな?
リーハ:うん……
ナスル:そういうときは、まずバンナの実を
     1個食ってみるんだな
リーハ:ナスル、もしかして私には
     バンナの実を食べさせておけば
     元気になると思ってる?
ナスル:そこまでは思ってねえけど
     お前がバンナの実を食えなく
     なったら、よっぽどの重症だしな
リーハ:もう、人を食いしん坊みたいに言って……
ナスル:とか言いながら食べたいんだろ?
     ほれ、やるよ
【ナスルがバンナの実を見せる】
リーハ:本当に持ってたなんて
     どうしたの?
ナスル:いいから!
     ほらよ、食ってみろって
リーハ:はーい……
【リーハがバンナの実をほおばる】
リーハ:……あ、おいしい……
ナスル:よし、これならちゃんと明日も
     元気で起きられるさ
     食ったら中に戻ろうぜ
リーハ:はーい
ナスル:元気になってくれてよかったぜ



あんまり心配かけるんじゃねーよ……



第10話

リーハ:(召喚使の人たちって何だか
      すごく疲れちゃう……)
     (召喚獣やカウスクザフだからって
      あんな風に見る目が変わるなんて)
     何だか……世界が違っちゃってる
     みたい
【ナスル、忍び寄る】
ナスル:何の世界が違ってるって?
リーハ:ひゃっ!!
ナスル:はははっ、小難しい独り言言ってる
     から何かと思ったぜ
リーハ:もう、ひどーい
ナスル:まぁ、でもな……あんまり気に
     すんなよ
     多分、これからもこんなこと
     山ほどあるからな
リーハ:ナスル、召喚使が嫌いなんだって
     思ってた……平気なの?
ナスル:嫌いなのは間違いないぜ
     だけど、だからっていちいち頭に
     血ぃ上らせてたら、もたないぞ
リーハ:ナスルって、大人なんだ……
     私、みんなのことをあんな風に
     思われてると思ったら……つい
ナスル:俺たちはカウスクザフだろうが人間
     だろうが召喚獣だろうが関係ないって
     みんな、マアバドゥの子供に
     それは変わらねえよ
     だから、リーハ……
     泣くなよ?
リーハ:泣いてなんて……ないけど
ナスル:ははっ、悪い……つい子供の頃を
     思い出してさ
リーハ:えっ?
ナスル:おまえたちが初めてマアバドゥに
     来たとき、おまえはアルドを
     守ってがんばろうとしてた
     誰にも頼らず、笑顔を見せて……
     笑ってる顔を見るたびに、いつも
     痛々しくてな
     思ってたんだ。こいつは心の中で
     泣いてるんだって……子供なのに
     自分しか頼れないと思ってるって
リーハ:あ……
ナスル:泣き言はいくらでも聞いてやる
     お前を苦しめるやつがいたら
     ぶっ飛ばしてやる
     辛いときには大泣きしたっていい
     だけどな、心の中で泣いたり
     するな
リーハ:ナスル……ありがとう
     でも、今は平気
     でも、ほんとに辛くなったら
     泣いても……いいかなぁ?
ナスル:もちろんだ
リーハ:あっ、その……そろそろ寝るね
     おやすみ、ナスル
ナスル:おう、おやすみ



もう心の中で泣くんじゃねえぞ



第12話



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